独創的な絵付けと大胆な色使いで作風を確立し、有田焼の発展を支えた、故・村上玄輝(むらかみ・げんき)氏の「遺作展が、来月(3月)1日から、近鉄百貨店和歌山店で開かれます。故・村上玄輝氏は、1931年、佐賀県有田町(ありたちょう)生まれで、地元の「源右ヱ門窯(げんえもんがま)」で研鑽を重ねた後、1975年に独立して「玄輝陶房(げんきとうぼう)」を開き、関西各地で個展を開催していました。玄輝氏は、2009年12月に78歳でこの世を去りましたが、玄輝氏の息子2人が技を受け継いでいます。村上玄輝氏の長男・俊彦(としひこ)氏は、「父は色にこだわり、5種類以上の絵の具を混ぜ、独自の色を追求しています。絵柄も花鳥・山水など様々です。父の作品をぜひ、この機会にご覧下さい」と来場を呼びかけています。有田焼・村上玄輝遺作展は、来月(3月)1日から7日まで近鉄百貨店・和歌山店で開かれ、期間中の1日から4日は、俊彦氏も来店することになっています。
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