防災について1年間学習していた和歌山大学教育学部附属小学校の児童40人が、きょう(13日)、和歌山市の大橋建一市長らに勉強の成果を発表し、和歌山市への提言書を手渡しました。
和歌山大学教育学部附属小学校の4年生の児童は、去年(2011年)の春から一年間、地震に強い人間になろうを合い言葉に市の防災総合センターなどで防災について学習してきました。防災提言書の報告会は、きょう(13日)午後、和歌山市消防局で行われ、和大附属小学校の4年生の児童と大橋建一和歌山市長、大江嘉幸教育長らが出席しました。そして、児童たちは市長さんや市民のみなさんに読んでほしいと、自分たちの考えをまとめた提言書「防災学びの足跡」を大橋建一市長らに手渡しました。このなかで、児童たちは100年後のふるさと和歌山市をまもるためとして、「高台へダッシュします、最悪なことをイメージします、そして浜口梧陵をめざします。」と3つの宣言を力強く発表しました。また、ぶらくり丁でのオープンカフェなどで児童らが一生懸命集めた募金も手渡しました。これに対し、大橋市長は、「大震災がおこっても、まだまだ切実感がない人が多い。1年間の勉強の成果を聞いて心強く思いました。」と話しました。
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