平成27年の紀の国わかやま国体に向けて、和歌山県が建設していた武道・体育センター和歌山ビッグウェーブが、このほど完成し、きょう(16日)公開されました。
和歌山ビッグウェーブは、県立体育館と武道館の老朽化にともない、平成27年に和歌山県で開かれる紀の国わかやま国体に向けて、和歌山市手平の和歌山ビッグホエールに隣接する場所に、去年(22年)3月から、総事業費およそ22億円をかけて建設していたもので、体育館と武道館が併設する競技施設です。
施設は、黒潮を泳ぐクジラがあげた波をイメージしていて、鉄骨鉄筋コンクリート造りの地上3階建て、延べ床面積はおよそ8000㎡で、バレーボールコートが3面とれるメインアリーナと柔道場が4面とれる武道場、それにサブアリーナが設けられています。そして武道場には、畳を自動で敷く折りたたみ式柔道場が4台装備されていて、およそ7分で国際規格の広さの112.5畳を敷くことができます。このほか、ビッグホエールのサブアリーナとしての役割も持っていて、国際競技大会などを誘致することができるようになります。オープンは、来年(24年)4月1日で、紀の国わかやま国体では柔道競技の会場として、使用することになっています。県教育委員会スポーツ課の星香里課長は、「国体に向けた競技力の向上や県民の健康や体力の増進につながるとたいへん期待しています。」と話していました。
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