和歌山工業高校出身者の実家などを狙った 振り込め詐欺事件で、きのう(1月31日)、和歌山市の75歳の男性が50万円をだまし取られたことがわかりました。これで5件目の被害となり、被害額は、合わせておよそ850万円となっています。おととい(1月30日)午前10時ごろ、和歌山市の75歳の男性宅に、息子を名乗る男から、「風邪をひいて声がでない。携帯電話の番号を変えた」と電話がありました。その後、同じ男から、きのう(1月31日)午前9時半ごろに「夫がいる女性と付き合い妊娠させた。相手の夫が弁護士を連れてきて、慰謝料200万円を請求されている」などと再び電話がありました。被害者の男性は、いったん、電話を切りましたが、男から「弁護士に一時金50万円を入れれば、あとは分割で構わないと言われた」と電話があり、男性は、指定された口座に50万円を振り込みましたが、きのう(31日)夕方になって実の息子から電話があり、だまし取られたことがわかりました。和歌山県警察本部によりますと、ことし(2012年)に入って、現在40歳前後の和歌山工業高校卒業生の実家などに、同じ手口の電話がかかってきていて、これまで5件、合わせておよそ850万円の被害が出ています。
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