阪神大震災から17年を迎えたきょう(17日)、和歌山放送など関西の4つのAMラジオ局は、共同制作で特別番組を放送し、津波などの災害が起きた時にラジオが果たす役割などについて考えました。
特別番組は「あなたのそばにいつもラジオを」と題して、きょう午後1時13分から15分間、和歌山放送、ラジオ関西、ラジオ大阪、KBS京都の関西の4つの放送局で放送されました。番組ではそれぞれの局のアナウンサーやパーソナリティが、今後起こるとされる東南海地震と津波対策をテーマにそれぞれの地域に合わせた対策やラジオの果たす役割などについて話しました。和歌山放送からは、「午後はなるほどっ」のパーソナリティ、小林睦郎さんが出演し、最短で6分で津波が到達するといわれる、串本町の串本古座高校の津波避難の取り組みを紹介しました。また、ラジオ関西のパーソナリティ、谷五郎さんは、「ラジオの役割はボランティアなど体験者の声を紹介し共通の体験にすることが大事」などと語りました。和歌山放送など4つの放送局は、7年前の「防災の日」に、災害時に放送ができなくなった時に他の放送局が代替え放送を行う相互援助協定を結び、毎年共同制作で特別番組を放送しています。
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