和歌山城公園にある動物園の人気者、熊の「ベニー」がきょう（１６日）から冬眠に入りました。
ベニーは、平成６年から和歌山城公園の動物園で飼育されていて、体重およそ１００キロ、推定年齢１８歳のメスの月の輪熊で、寒さの厳しい１月中旬から３月中旬までのおよそ２ヶ月間、毎年、冬眠して過ごしています。
きょう（１６日）は、午前９時から和歌山城管理事務所の職員が、およそ２０平方メートルの広さの熊の寝室に保温のためのわらなどを敷きました。フカフカにわらを敷いた寝室の扉を開けると、ベニーはゆっくりと部屋に入り込み、手や鼻を使ってわらにくぼみを作り、冬眠する場所を整えました。冬眠中のベニーは、寝室の中でほとんど動かずに過ごし、飼育係が２～３日に１回様子を見ながらパンやいも、にんじんなどの餌を与えます。和歌山城管理事務所の宮坂真季さんは、「春になって、暖かくなったら、またベニーに会いに来て下さい。」と話していました。ベニーは、２か月ほど冬眠したあと、３月中旬ごろに市民の前に元気な姿を見せることになっています。
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