去年(2011年)9月の台風12号災害から間もなく半年が経つことについて、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「大変な恐怖だった。順調に復興への取り組みを進めているが、課題はまだまだいっぱいある」と述べました。
仁坂知事(3月2日・和歌山県庁)
これは、きょう(2日)午後、2月定例県議会の一般質問終了後、記者団の質問に答えたものです。仁坂知事は、台風12号の被災から間もなく半年になることについて聞かれると「被災地の方にとって大変な恐怖だったと思う。亡くなった方は帰ってこない。大変残念だ」と振り返りました。そして、去年(2011年)のうちに主な鉄道や道路などのインフラが復旧したことについて「応急復旧が早い段階で終わり、復興への段取りは出来上がっている。出来る事を今急いでやっていて、うまくいっている」と述べ、県の復興作業の順調さを強調しました。そして、今後の課題について仁坂知事は「本格復旧をことし(2012年)の年末くらいまでにやらなければならない」という見通しを示しました。具体的には「家が流された人の人生設計のやり直しの援助や、産業の復興など、まだまだ課題はいっぱい残っている」などと述べ、県全体で引き続き復興に向けて全力で取り組む姿勢を改めて示しました。
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台風12号から半年・仁坂知事「課題はいっぱい」(写真付き)
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3月6日・熊野川町で「原大樹ハートフルマジックショー」(写真付き)
台風12号の豪雨で大規模な浸水被害に見舞われた、新宮(しんぐうし)市熊野川町(くまのがわちょう)の子どもたちを励まそうと、北山村(きたやまむら)在住のプロマジシャン・原大樹(はら・ひろき)さんが、今月(3月)6日(火)の午後、熊野川総合開発センターで「ハートフルマジックショー」を開催します。
原大樹さん(2012年1月・和歌山県庁)
これは、和歌山県の主催、新宮市教育委員会の協力で行われるものです。原さんは、独学でマジックを習得し、7年前(2005年)、プロのマジシャンとしてアメリカでデビューを果たしました。3年前(2008年)には、ラスベガス世界大会で日本人初のグランプリを受賞するなど、国際的にもトップレベルの技術を持ち、今年度(2011年度)の和歌山県文化奨励賞も受賞しました。奈良県十津川村(とつかわむら)の出身ですが、近くに学校が無く、熊野川小学校と中学校へ越境通学したほか、現在は北山村に住んでいて、自身も去年の台風12号で被災しました。県は、同じく豪雨災害で被災した熊野川町の子どもを元気づけようと、原さんのマジックショーを企画しました。当日は午後1時半から、熊野川総合開発センターに熊野川小学校と中学校、それに三津ノ(みつの)保育所の児童や生徒らあわせて127人を招待し、およそ1時間にわたって原さんのマジックを楽しんでもらう予定です。県では「原さんの後輩たちに癒しと希望を届けたい」と話しています。
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精進料理教室で食の知恵を学ぶ(写真付き)
日本に古くから伝わる精進料理を通して食に関する知恵を学ぼうという教室が、きょう(2日)かつらぎ町の築野食品工業で開かれ、国内外で講演活動を行っている精進料理研究家の藤井まりさんが心とからだにやさしい食事について試食を交えながら講義しました。
この中で藤井さんは、精進料理は「海外にも誇れる日本の食文化」と指摘し、「人間は自然の中で生かされています。それぞれの土地で採れるものを旬を大切にしながら無駄なくいただきましょう」と呼びかけました。藤井さんは、ごま豆腐やショウガごはん、干柿入りの春菊の白和えや大根など根菜たっぷりのけんちん汁などあわせて5品を手際よく作ると、試食した参加者からは「砂糖を使っていないのに甘みがある」
などと好評でした。参加した橋本市の女性は「家族に対する心をもって調理をすることが大切なんだと感じました」と食への想いを新たにしていました。築野食品工業では、主力商品のこめ油をひろく知ってもらおうとおよそ2年前からさまざまな料理教室を開いており、今後もこうした取り組みを進めていくことにしています。
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和歌山市議会の代表質問
新年度(24年度)当初予算案などを審議する和歌山市2月定例市議会の各会派の代表質問が、きょう(2日)行なわれました。
はじめに質問に立った絆クラブの北野均議員は、「和歌山市の浮上、発展に向け、どのような方針で臨むか。」と大橋建一市長の政治姿勢について質しました。これに対し、大橋市長は、「堅実な市政運営に努めながら、将来の和歌山市のために時代の一歩先を進む施策には、必要な投資を惜しまない、そして、政策に掲げたことは必ず実行するという市政運営に積極果敢に挑戦していきたい。」と述べました。きょう(2日)の代表質問では、北野議員のほか、市民クラブの尾﨑方哉議員、公明党議員団の松本哲郎議員、日本共産党議員団の森下佐知子議員、民主クラブの山本忠相議員の4人が質問に立ち、新年度(24年度)予算や市政の課題、大橋建一市長の政治姿勢などについて質問しました。和歌山放送ラジオでは、きょう(2日)の代表質問の模様を、午後10時30分から録音ダイジェストで放送します。
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1月の和歌山の有効求人倍率は12月と同じ0.76倍
ことし(24年)1月の和歌山県の有効求人倍率は、近畿2府4県で最も高い0.76倍で、去年(23年)12月と同じ水準でした。
厚生労働省が発表した近畿2府4県の1月の有効求人倍率は、12月より0.01ポイント上昇して0.68倍で2か月連続で改善しました。府県別では、和歌山が12月と同じ0.76倍で近畿2府4県で最も高く、去年(23年)3月から11か月連続して0.7倍台となったほか、京都が0.72倍、大阪が0.70倍などとなっています。一方、総務省が発表した近畿2府4県のことし(24年)1月の完全失業率は前の年の同じ月と比べて、0.4ポイント上昇して5.3%でした。おととし(22年)12月から、去年(23年)12月までは改善か横ばいが続いていたため、前の年との比較で悪化したのは、1年2カ月ぶりとなります。和歌山労働局では、「求職者数は前の年と比べると減少していて、求人数にも明るい要素が見られることから、和歌山県の雇用情勢は、依然として厳しい状況にあるが、持ち直しの動きが続いている。」としています。また、1月末時点での今春高校卒業者の就職内定者数は1380人で、就職内定率は81.4%となっています。
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和歌山東RC、藤戸台小学校に本を贈呈(画像付)
子どもたちに読書に親しんでもらおうと、和歌山東ロータリークラブは、きょう(2日)、和歌山市立藤戸台小学校に図書およそ100冊を寄贈しました。
和歌山東ロータリークラブは、社会奉仕と青少年活動の一環として、子どもたちにたくさん本を読んでもらおうと、3年前に50周年記念事業として、和歌山市内の52のすべての小学校に本を寄贈しましたが、去年(23年)開校した藤戸台小学校には、本を寄贈していなかったことから、今回寄贈することになったものです。贈呈式は、きょう(2日)午後、和歌山市栄谷の藤戸台小学校で行われ、和歌山東ロータリークラブの田原久一会長らから藤戸台小学校2年2組の児童に、「本を見て、勉強して下さい。」と図書およそ100冊と紀州材でつくった本箱が手渡されました。これに対し、藤戸台小学校の2年2組の代表4人が、「本が好きなので、どんな本か楽しみです。ありがとうございます。」とお礼を述べました。
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那智勝浦町・台風復興など90億円あまりの当初予算案
那智勝浦町(なちかつうらちょう)の新年度(2012年度)の一般会計当初予算案が発表され、豪雨災害復旧費用を中心に、過去最大となる90億円あまりの規模になることがわかりました。今月(3月)7日(水)に開会する3月定例町議会で審議されます。那智勝浦町の新年度の一般会計当初予算の総額は、前の年度より21億円あまり、率にして30・5%増額の90億678万3000円で、過去最大規模となっています。歳入は、台風災害や固定資産税の評価替えなどが影響して町民税や固定資産税などが減少していますが、災害復旧事業の国や県からの支出金が23億3700万円あまりあるほか、町の貯金にあたる財政調整基金の取り崩しなども3億8000万円充てています。歳出は、災害復旧費が全体の18・2%にあたる16億3600万円あまり、前の年度と併せるとおよそ25億4000万円にのぼっているほか、民生費が全体の24・1%の21億6800万円あまりなどとなっています。新規事業は、豪雨で被災した井関(いせき)保育所や農業用施設、林道、公共土木施設の復旧のほか、土石流の発生した那智川(なちがわ)の3か所に24時間体制で監視できるカメラの設置などが盛り込まれています。また、災害復興祈念公園の建設や慰霊祭の開催、台風12号災害史を印刷する事業などもあります。また災害対策事業として、避難路や防災ラジオ700台の整備のほか、水産業用製氷施設の整備や、中学生の医療費の支給延長、国体への準備、観光宣伝事業なども盛り込まれています。このほか、市野々(いちのの)小学校や道路の復旧費用などを盛り込んだ、およそ3億9200万円あまりの今年度(2011年度)の一般会計補正予算案も併せて発表されました。那智勝浦町の寺本真一(てらもと・しんいち)町長は「新年度を災害復興元年と位置づけ、災害に強く、医療や福祉も充実させた、より安心・安全なまちづくりに取り組む」とコメントしています。新年度予算案や補正予算案などは、今月7日に開会する3月定例町議会で審議されます。
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御坊市の新年度一般会計当初予算案
津波避難タワーの建設や市立体育館の耐震補強・改修事業など、防災・減災対策が中心の総額197億5千万円あまりの、御坊市の新年度(24年度)一般会計予算案が、きょう(2日)、発表されました。新年度予算案は、今月(3月)9日に開会する3月定例市議会に提案されます。新年度予算案では、津波から地域住民の命を守る津波避難タワーを建設するための調査に350万円、市立体育館の耐震補強・改修事業に1100万円、それに、防災ラジオの配備などに415万円などとなっています。御坊市によりますと、防災ラジオは、市内の55の避難所全てに行き渡るようにするということです。御坊市では、今月(3月)9日に開会する3月定例御坊市議会に提案します。
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有田市の新年度一般会計当初予算案
消防庁舎の移転・建設など、防災・減災対策に重点をおいた総額107億円あまりの有田市の新年度(24年度)一般会計予算案が、きょう(2日)、発表されました。新年度予算案は、今月(3月)6日に開会する3月定例市議会に提案されます。新年度予算では、近い将来、発生が予想される東海・東南海・南海地震などの大規模災害に備えた防災・減災対策に重点がおかれ、一般会計の総額は、107億円あまりで、今年度に比べて5億9800万円、率にして5.3パーセントの減少となっています。主な事業では、築41年と老朽化が進んでいる消防庁舎の移転・建設事業に4億3745万円、防災ラジオを配布する事業に3350万円など、防災・減災対策におよそ4億9千万円、0歳から2歳の待機児童を解消するために、保育士を5人増やすなど子育てと教育の充実におよそ8500万円あまりなどとなっています。有田市では、今月(3月)6日に開会する3月定例有田市議会に提案します。
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和歌山県内のビルメンテナンス業事業所の約半分で労働条件などに問題
和歌山県内でビルメンテナンス業をはじめ建物管理サービスを行う事業所のおよそ半分で、労働条件などに問題があることがわかりました。
れは、和歌山労働局が、去年(23年)12月から行っているビルメンテナンス業をはじめ建物管理サービスを行う事業所に対する労働条件などに関する自主点検の結果を公表したものです。それによりますと、和歌山県内のビルメンテナンス業などを営む455の事業所に点検表を郵送したところ、221の事業所から有効な回答がありました。その結果、回答した事業所の47.1%で、就業規則を作成していない、時間外労働を適正に行っていない、安全衛生管理が確立されていないなど労働基準法や労働安全衛生法などに関する何らかの問題があることがわかりました。この結果をもとに、和歌山労働局では24年度に、労働条件に問題のあるビルメンテナンス業などの事業所に対して監督、指導を行い、改善を図ることにしています。
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四季の郷公園・ネイチャーセンターがリニューアル(写真付)
和歌山市の四季の郷公園にあるネイチャーセンターがきょう(3日)、リニューアルオープンしました。
今回のリニューアルオープンでは、野鳥や昆虫、植物といった身近な自然を体験できる展示ホールなどに、乳幼児でも利用できる「あそび」のコーナーを設けることで、自然と遊びを通して、子どもの健全な成長を支援しようと和歌山市が遊具や絵本などを揃えました。きょう(3日)は午前10時から、和歌山市明王寺の四季の郷公園で、和歌山市の大橋建一市長や和歌山電鐵・貴志駅のたま駅長代理、それに招待された地元のしょうぶ保育園とつくし幼保園の園児およそ60人が出席してテープカットが行われました。このなかで大橋市長は、「小さな子どもに楽しんでもらえる遊具がたくさんそろいました。季節の移り変わりを感じられるこの四季の郷公園で楽しんでもらいたい。」とあいさつしました。
リニューアルしたネイチャーセンターの展示ホールには、中に入って回転して遊べる「サイバーホイール」といった遊具のほか、布絵本や大型絵本およそ300冊が用意されていて、屋外のエントランス広場には、幼児用のすべり台やブランコなどの遊具6台が新たに設置されています。また、きょう(3日)は、県産品や生花、和歌の浦天然あさりを使った炊き込みご飯の販売なども行われ、公園内は家族連れらで賑わっていました。
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インスタントラーメン「健康と栄養」セミナー(写真付)
栄養士が考えた栄養バランスのよいインスタントラーメンのメニューなどを紹介するセミナーが、きょう(3日)和歌山市で開かれ、インスタントラーメンと県内産の野菜などを使った料理の調理実習が行われました。
「インスタントラーメン『健康と栄養』セミナー」と題したこの催しは、インスタントラーメンをもっとおいしく、栄養のバランスよく食べてもらおうと、栄養士会と、即席めんなどのメーカーでつくる日本即席食品工業協会が協力して1995年から開いているものです。セミナーは、きょう(3日)午前10時半から、和歌山市直川の和歌山市北コミュニティセンターで開かれ、一般の主婦ら30人が参加しました。
そして、「和歌山のうまいもんで作る、ヘルシーラーメン」をテーマに和歌山県栄養士会の会員らが考案した、ブロッコリー、玉ねぎ、ほうれん草などの県内産の野菜や、梅干し、しらす、みかんの皮などと、即席めんを組み合わせた4種類の料理の調理実習を行いました。参加した女性は、「少し工夫するだけで、ひとつの料理として出すことができる。料理のレパートリーが広がってよかったです。」とうれしそうに話していました。日本即席食品工業協会の任田耕一専務理事は、「即席めんは簡単、便利というイメージがあるが、食の素材として考えるといろいろな可能性を持っています。調理実習を通して、その可能性を実感してほしいです。」と話していました。
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JR和歌山線で線路内に倒竹 部分運休や遅れ
きょう(3日)午後、JR和歌山線の隅田(すだ)駅と大和二見(ふたみ)駅の間で、線路に竹が倒れかかっているのを通りかかった列車の運転士が見つけました。このためJR和歌山線は、1時間余りにわたって運転を見合わせたため、3本の列車に部分運休や遅れが出て、およそ260人が影響を受けました。
きょう(3日)午後1時13分頃、JR和歌山線の隅田(すだ)駅と大和二見(ふたみ)駅の間を走行していた奈良発和歌山行き普通電車の運転士が、線路に竹が倒れかかっているのを見つけ、隅田駅に到着後、運転指令に連絡しました。このトラブルで、JR和歌山線は、およそ1時間余りにわたって橋本と五条の間で列車の運転を見合わせ、このため2本が部分運休し、1本に1時間10分の遅れが出て、およそ260人に影響しました。
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紀の川市の魅力を伝えるTV-CFの収録が行われる
紀の川市の魅力と地元愛を伝えようというテレビCMの収録が、きょう(3日)紀の川市で行われました。
これは「第4回沖縄国際映画祭」のプログラムの一つとして、よしもとクリエイティブエージェンシーが主催して行われる「JIMOT CM COMPETITION(ジモト・CM・コンペティション)」に出品するCMを収録するというものです。収録されたCMは、地元・紀の川市の田村淳(たむら・あつし)さんによるアイデアで「ももっと、しあわせ。Laugh&Peach(ラフ・アンド・ピーチ)」。特産の桃とハングライダーを題材にした「Laugh&Peach」は、書類審査とインターネット投票で、全国900通の中から実際にCMが作られる優秀10作品のひとつに選ばれたもので、きょう(3日)の収録では、西牟婁郡出身で漫才コンビ「イシバシハザマ」の硲陽平(はざま・ようへい)さんが、JA紀の里の関係者や地元の人らとともに、桃の花やおいしい桃を求める様子をコミカルに演じていました。制作されたCM「Laugh&Peach」は、他の優秀作品とともに今月24日から開かれる「沖縄国際映画祭」で上映され、最優秀作品は地上波テレビでの放送も予定されているということです。
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復興の祈りも海へ 加太・淡嶋神社で「ひな流し」(写真付き)
桃の節句のきょう(3日)、和歌山市の淡嶋(あわしま)神社で、女性の幸せや成長を祈ってひな人形を海に流す伝統行事「ひな流し」が行われました。
きょう(3日)の和歌山市内は天候にも恵まれ、淡嶋神社にはおよそ7000人の参拝客らが集まりました。3隻の小舟に全国から奉納されたおよそ600体のひな人形と人々がメッセージをつづった半紙が乗せられ、女性たちが海辺まで担いで運び、沖へ流しました。メッセージの中には、県内の多くの地域が被災した去年9月の紀伊半島豪雨や、東日本大震災からの復興を願うものも多く見られました。大阪・泉大津市から訪れた30歳の女性は「自分が生まれた時に買ってもらった人形を去年奉納していました。今度は子どもたちがとにかく元気で健やかに育ってほしいです」と、旅立つ人形を見守っていました。
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友ヶ島の地ノ島北側浅瀬にプレジャーボート乗り上げるケガ人なし
きょう(3日)午前8時半ごろ、和歌山市の友ヶ島の浅瀬にプレジャーボートが乗りあげ、和歌山海上保安部の巡視艇に救助されました。ケガ人はいませんでした。和歌山海上保安部によりますと、きょう(3日)午前8時半ごろ、和歌山市の友ヶ島地ノ島北側の浅瀬に大阪市の68歳の男性が操縦するプレジャーボートが乗りあげました。男性は、およそ1時間後に和歌山海上保安部の巡視艇「きいかぜ」に発見・救助され、ケガはありませんでした。当時、現場海域は、北向きに8メートルの強い風が吹いていました。燃料の流出などはないということで、和歌山海上保安部は、事故の原因を調べています。
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近畿地方 あす(4日)夜から6日にかけて大雨
大阪管区気象台が発表した、大雨に関する近畿地方気象情報第2号によりますと、近畿地方は、あす(4日)夜から6日にかけて 大雨となる恐れがあります。大阪管区気象台は、去年(2011年)9月の台風12号災害の被害にあった地域では、土砂災害や浸水に注意するよう呼びかけています。近畿地方は、前線を伴った低気圧の影響で、あさって(5日)から6日にかけて、大気の状態が不安定になり、あす(4日)夜から6日にかけて南部を中心に雨が降り、大雨となる恐れがあります。和歌山地方気象台によりますと、あす(4日)の和歌山県は、湿った空気が流れ込み、次第に雲が広がって、夕方から雨になる見込みです。あす(4日)の和歌山市の最低気温は4度と予想されていて、きょう(3日)に比べて、若干冷え込む見込みです。
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和歌山市議会一般質問
新年度(24年度)一般会計当初予算案などを審議する和歌山市の2月定例市議会では、きょう(6日)一般質問が行われました。
このなかで、公明党議員団の西風章世議員が、和歌山市の防災行政について質問し、「災害時には情報を市民に伝えることが大切で、防災無線が聞こえないと不安に思っている高齢者などの災害時要援護者に情報の伝達方法として防災ラジオを配布してはどうか。」と質しました。これに対し、和歌山市の池永俊二危機管理監は、「防災ラジオは、天候にも左右されにくく、災害時の情報伝達手段として有効と考えている。すでに導入しているほかの自治体の配布対象者や配布方法、問題点などを研究して、導入について早急に検討を進める。」と述べました。和歌山県内では、有田市や那智勝浦町などで防災ラジオの購入補助などの事業を行っています。
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和歌山県立医科大学で前期日程の合格発表
和歌山県立医科大学医学部で、きょう(6日)、前期入試の合格発表があり、83人の受験生に春の知らせが届きました。
和歌山県立医科大学医学部のことし(24年)の前期入試は、一般枠64人、県民医療枠15人の合わせて79人の定員に307人が志願し、うち239人が受験しました。その結果、一般枠に64人、県民医療枠に19人の合わせて83人が合格しました。きょう(6日)は午後3時から合格発表があり、和歌山市紀三井寺の県立医大のキャンパス内で受験番号が掲示されると、合格した受験生らは、喜びの声を上げていました。合格者の受験番号は、校内に掲示されるほか、あさって(8日)午後4時まで和歌山県立医科大学のホームページでも確認できます。なお、県立医大保健看護学部の合格発表はあす(7日)となっています。
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和歌山地検、シーシェパード関係者の控訴見送る
和歌山地方検察庁は、太地町でイルカを運ぶ作業を見守っていた会社員の胸を突いたとして、暴行の罪に問われ、先月(2月)22日、和歌山地裁が無罪の判決を言い渡した反捕鯨団体「シーシェパード」関係者のオランダ人男性の控訴を見送ることになりました。これで無罪判決が確定します。
控訴期限のあす(7日)を前に、和歌山地検の原島肇(はらしまはじめ)次席検事は、「原判決には承伏できないが、被告人が出国し、控訴審における訴訟手続きを行うことが困難になったことなどを考慮し、控訴を見送ることにした。」とコメントしました。この裁判は、反捕鯨団体「シーシェパード」の関係者でオランダ人の男性が、去年(23年)12月16日、太地町の立ち入り禁止区域に無理やり入ろうとし、それを止めた男性会社員の胸を手のひらで突いて押しのけたとして暴行の罪に問われたもので、和歌山地裁は、唯一の証拠である証言の信用性に疑問が残るとして、無罪を言い渡していました。この男性は無罪判決をうけたあと、先月(2月)25日に日本を出国していて、和歌山地検では、控訴審の送達手続が難しく、控訴しても審理が進まなくなるため控訴の見送りを決めました。
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