毎年3月15日は、和歌山電鐵が制定した「いちごの日」です。これに先立ち、きょう(12日)、貴志川線の人気車両「いちご電車」の車内にいちごの実がなったプランターが用意され、地元の保育園児たちがイチゴ狩りを楽しみました。
正真正銘の「いちご電車」に…(3月12日・和歌山電鐵貴志川線)
いちご電車(3月12日・和歌山駅)
これは、沿線の紀の川市貴志川町(きしがわちょう)の特産・イチゴをPRすることで、貴志川線の存続に向け、沿線住民と一体となっての地域活性化を図ろうと行われているものです。
きょう(12日)午前11時50分、和歌山発貴志行きのイチゴ電車の車両に、貴志川観光いちご協会の協力で、和歌山オリジナルのイチゴ「まりひめ」の苗が植えられたプランター10個と、真っ赤に色づいた「べにほっぺ」の実が沢山入ったバスケットがいちご電車内に設置されました。
そして、招待された和歌山市吉礼(きれ)のしょうぶ保育園の年長組28人の園児と職員らが、いちごTシャツ姿で次々とべにほっぺの果実を味わい、「すごく美味しい。イチゴ大好き」などと話しながら屈託のない笑顔を見せていました。和歌山電鐵によりますと、通勤電車の中でイチゴ狩りを行う鉄道会社は、全国でもここだけだということです。
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