桃の節句のきょう(3日)、和歌山市の淡嶋(あわしま)神社で、女性の幸せや成長を祈ってひな人形を海に流す伝統行事「ひな流し」が行われました。
きょう(3日)の和歌山市内は天候にも恵まれ、淡嶋神社にはおよそ7000人の参拝客らが集まりました。3隻の小舟に全国から奉納されたおよそ600体のひな人形と人々がメッセージをつづった半紙が乗せられ、女性たちが海辺まで担いで運び、沖へ流しました。メッセージの中には、県内の多くの地域が被災した去年9月の紀伊半島豪雨や、東日本大震災からの復興を願うものも多く見られました。大阪・泉大津市から訪れた30歳の女性は「自分が生まれた時に買ってもらった人形を去年奉納していました。今度は子どもたちがとにかく元気で健やかに育ってほしいです」と、旅立つ人形を見守っていました。
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