自衛隊が治安出動に乗り出した際の連携を深めるため、和歌山県警察本部と陸上自衛隊は、きょう(14日)午後、大阪府和泉市(いずみし)の陸上自衛隊信太山(しのだやま)駐屯地で共同実働訓練を行いました。
これは、和歌山県警と陸上自衛隊第3師団が治安維持に関する協定を結んで以降、訓練を行っているもので、実働訓練は、今回で5回目です。訓練は、武器を持った工作員が侵入して、自衛隊へ治安出動命令が発せられたことを想定して行われ、和歌山県警から山岸直人(やまぎし・なおひと)本部長らおよそ50人、陸上自衛隊第37普通科連隊からおよそ100人が参加しました。訓練では、銃声が鳴り響く緊迫した雰囲気の中、工作員の発見・鎮圧を目的に、自衛隊車両やパトカーが連携をとりながら対応していました。陸上自衛隊信太山駐屯地第37普通科連隊の福山希典(ふくやま・まれすけ)広報室長は、「今回で5回目の共同訓練ですが、連携がとれてきています」と話していました。
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