和歌山県内の料理店やホテルなどでオリジナルのジビエ料理を提供するキャンペーン「ジビエウィーク」があす(14日)から始まるのに先立ち、きょう(13日)午後、和歌山市内のホテルで、ジビエを使った料理の内覧会が行われました。
齋藤シェフ・ジビエ料理を前に(2月13日・ロイヤルパインズホテル)
これは、県・畜産課が大手旅行代理店・JTB和歌山支店と展開するジビエ料理の需要拡大キャンペーンの一環で行われたものです。内覧会は、和歌山マリーナシティ・ロイヤルパインズホテルのレストラン「カーロ・エ・カーラ」で報道関係者らを招いて開かれ、齋藤実(さいとう・みのる)料理長が手がけたパスタ料理「鹿肉のラグーソース和え・自家製タリアテッレ」と「イノシシのロース肉のグリル・黒オリーブソース」の2品が提供されました。
「鹿肉のラグーソース和え・自家製タリアテッレ」
2品とも、和歌山産ジビエのほか、ウスイエンドウや布引(ぬのひき)大根といった地元の野菜も早春らしい緑の色合いを添えています。齋藤料理長は「これまで全国各地のジビエを料理したが、和歌山産はとくに肉質と脂のノリが良い。言われなければジビエとはわからないのでは」と述べ、入念な肉の下ごしらえでジビエ独特のクセを抑えた点を強調しました。また、試食した和歌山県の増谷行紀(ますたに・ゆきのり)農林水産部長も「食べ慣れたはずの鹿やイノシシの肉が、こんなにも柔らかくクセがないとは驚いた」と太鼓判を押しました。
「イノシシのロース肉のグリル・黒オリーブソース」
「ジビエウィーク」は、県内の飲食店やホテル・旅館、それに精肉業者あわせて48社が参加し、あす(14日)から26日(日)までの2週間、それぞれランチやディナー、宿泊用の食事にオリジナルのイノシシ料理やシカ肉料理を提供したり、食肉を販売したりします。
期間中、参加店舗でジビエ料理を食べてアンケートに答えた人の中から、抽選で賞品が当たる特典もあります。県・畜産課とJTB和歌山支店は参加店舗を掲載したチラシを作ったほか、県のホームページでも紹介しています。
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