ICT・情報通信技術機器を使った授業を通して、活用方法について考えてもらおうと、きょう(27日)、和歌山市の小学校で実物投影機や大型ディスプレイなどを使った授業を公開する「ICT活用授業研究会」が開かれました。
これは、「学びの質の高まりをめざして」を研究テーマにICTを活用しながら授業づくりに取り組んでいる和歌山大学教育学部附属小学校が、ICT機器を使った授業を見てもらい、活用方法について考えてもらおうと開いたもので、今回で5回目です。ICT活用授業研究会は、きょう(27日)午後、和歌山市吹上の和歌山大学教育学部附属小学校で開かれ、全国の学校の教師や教育委員会の職員、大学の関係者、それに情報機器関連の企業の担当者ら100人が参加しました。研究会ではまず、ICT機器を活用した国語と算数、それに理科の授業が公開され、参加者らは熱心に授業の様子を見学していました。このうち4年生の国語の授業では、デジタル教科書と大型ディスプレイ、それに実物投影機を使った授業が行われ、児童らは大きく写し出された教科書を全員で見て、自分たちの考えを発表し合っていました。このあと、全体会が開かれ、公開授業についての研究協議会と「これからのICT活用授業について」をテーマにパネルディスカッションが行われました。和歌山大学教育学附属小学校の沖香寿美副校長は、「大きく写し出すことで、視覚的に捉えやすいのではないか。子どもたちも、授業に集中できていると思う。」と話していました。
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