高野町の高野山できょう(24日)、およそ半世紀続く冬の風物詩の「報恩托鉢寒行」が行われ、僧侶らは浄財を求めて町内の家々を回りました。氷点下およそ4度と冷え込むけさ8時半、僧侶らおよそ150人は雪で真っ白な総本山金剛峯寺の前庭に集合して読経をしたあと、町中へ入りました。僧侶らは、かさに黒の法衣姿で、各家の玄関先で般若心経を唱え、浄財を受け取ると頭を下げてお守り札を渡していました。僧侶らがきょう訪れた家はおよそ1300軒にものぼり、集まったおよそ100万円の浄財は、東日本大震災の復興支援などに使われるということです。
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