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県立自然博物館の企画展「津波被害を考える~被災した植物標本の修復から~」(写真付)

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東日本大震災で被害をうけた東北地方の博物館の植物標本の修復作業に協力した海南市の県立自然博物館で、きょう(17日)から修復作業を終えた植物標本を展示する企画展が開かれています。 去年(23年)3月に発生した東日本大震災では、東北地方沿岸の博物館施設が大きな被害を受けるとともに、各施設が収蔵していた標本資料も大きな被害を受けたため、去年(23年)4月以降、被災した博物館を抱える自治体からの修復要請を受け、全国の専門家やボランティアらが標本修復の支援活動を行いました。 海南市の県立自然博物館でも、陸前高田市立博物館が収蔵していた植物標本300点を受け入れ、水につけて筆で泥を落とし、乾燥させるという修復作業を行いました。そして、近い将来発生が予想される東海・東南海・南海地震に伴う同じような津波被害について考えてもらおうと、きょう(17日)から、企画展「津波被害を考える~被災した植物標本の修復から~」を開きました。企画展では、甚大な津波被害を受けた陸前高田市立博物館が収蔵していた標本の一部で、修復作業を終えたマツ科の「オオシラビソ」とゴマノハグサ科の「ハマクワガタ」、それに、イネ科の「テンキグサ」の3点の植物標本が展示されています。県立自然博物館・学芸員の内藤麻子さんは、「東海・東南海・南海地震が発生した場合、どういう避難行動や支援ができるかを、標本などの実例を見て、イメージできる機会にして欲しい。」と話しています。企画展「津波被害を考える~被災した植物標本の修復から~」は、きょう(17日)から3月31日まで、海南市の県立自然博物館で開かれています。 

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