子どもたちに野菜の栽培体験を通して、農業について学んでもらおうと、きょう（１７日）和歌山市内の幼稚園で、園児が自分たちで育てた大根の収穫体験が行われました。
これは、正しい食習慣と生活リズムを身につける幼児期の子どもたちに、生きるために必要な「食」とそれを支える「農」を体験して学んでもらおうと、ＪＡ和歌山中央会が「食農教育活動」としておととし（２２年）から行っているものです。きょう（１７日）は午前１０時から、和歌山市屋形町の和歌山信愛女子短期大学附属幼稚園の年長組の園児５４人が、去年（２３年）９月に自分たちで種をまき、毎日、水やりや害虫駆除などをしながら栽培してきた大根を収穫しました。大きいもので５０センチ以上に成長した大根を腕まくりした園児たちが、栽培用の袋から１本ずつゆっくりと抜き取り、大切に収穫していました。
このあと、収穫した大根を水できれいに洗って、包丁などを使って、皮をむいたり切ったりして、スティックサラダとみそ汁をつくり、昼食に全員で食べました。参加した園児は、「楽しかった。毎日水やりしたり、虫をとったりしたので、大きな大根ができて良かった。また育ててみたい。」とうれしそうに話していました。ＪＡ和歌山中央会では、「子どもたちに食べ物に関心をもってもらうとともに、自分たちが育てたという実感を感じながら、食べて欲しい。」と話しています。
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