イタリアやロシアなどヨーロッパの10カ国から報道記者が和歌山県を訪れ、高野山(こうやさん)や湯浅町(ゆあさちょう)などを取材することになりました。
これは、外務省が主催し、公益財団法人・フォーリンプレスセンターの報道関係者招へい事業の一環で行われるものです。今回は「日本の食や観光の安全性」がテーマで、イタリアやロシア、スペイン、オランダなどヨーロッパの10か国からそれぞれ1人ずつ記者が来日し、東日本大震災にともなう原発事故の風評被害で外国人観光客が減少している日本のなかで、復興に向け歩んでいる地域や、活気ある観光地の様子を取材します。日程は今月16日から24日(火)までの9日間で、この間、東京の秋葉原(あきはばら)や両国国技館のほか、震災被災地の宮城県や岩手県を訪れます。そして、終盤の今月22日(日)と23日(月)の2日間は和歌山県を訪れ、世界遺産・高野山の散策や仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事とのインタビューをはじめ、湯浅町のしょうゆ蔵や海南市の酒蔵などの取材を行います。仁坂知事は「日本の風評被害解消に一役買うとともに、世界にも台風から復興している和歌山の姿を発信したい」と意気込んでいます。
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