和歌山県警察本部の年頭視閲式が、きょう(6日)午後、和歌山市の県警察学校グラウンドで開かれました。
式には、警察官およそ300人と警察犬8頭が参加し、山岸直人(やまぎし・なおひと)本部長や和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事らの視閲を受けたあと、勇ましく力強い足どりで行進しました。例年は、和歌山市の県営紀三井寺運動公園で式が行われていましたが、ことし(2012年)は、紀三井寺運動公園が2015年の紀の国わかやま国体に向けて、改修中のため、県警察学校で開かれました。山岸本部長は、「諸君らの堂々とした精気みなぎる様子をみて治安維持に向けた強い決意と士気の高さを感じ心強く思います。10年連続で刑法犯認知件数、交通事故件数が減っているが、人口あたりの犯罪率は全国で上位に位置するなどまだ厳しい状況です。近い将来、発生が予想される東南海・南海地震への備え、さらなる街頭活動の強化に邁進して欲しい」と警察官を前に訓示しました。式に参加した警察官は、背筋を伸ばして真剣な表情で話に聞き入り、職務への想いを新たにしていました。
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