万葉の景勝地・和歌の浦にある玉津島神社では、多くの人に和歌に親しんでもらおうと、きょう(2日)、新春かるた大会が開かれました。
これは、和歌の神様の衣通姫尊を祀る玉津島神社が子どもたちに和歌に親しんでもらい、かるたのおもしろさを体験してもらおうと、和歌山県かるた協会の協力で平成20年から開いているもので、ことし(24年)で5回目です。かるた大会は、きょう(2日)午前10時半から和歌山市和歌浦中の玉津島神社で開かれ、小学生や保育園児らが、日ごろの練習の成果を競いました。そして、二人一組になって対戦する競技かるたでは、会場に並べた百人一首の下の句が書かれた札を15分間で暗記して、札のある場所を頭に入れたあと、対戦が始まりました。子どもたちは、かるたを一点に見つめ、詠み人が上の句を読み出した瞬間、払いのけるようにして、一瞬で札を取って、緊張感漂う一戦に集中していました。玉津島神社の遠北喜美代権禰宜は、「大和ことばに親しんでもらいたいと大会を開いている。たくさんの子どもたちに参加してもらいたい。」と話していました。
↧