和歌山市に本店がある紀陽銀行は、去年（２２年）１１月から進めていた視覚障がい者対応ＡＴＭの設置をこのほど全店舗で終了しました。
紀陽銀行によりますと、視覚に障害のある利用者に便利に使ってもらえるようにと、ＡＴＭに取り付けた受話器による音声誘導と受話器にあるボタンの操作で、預け入れや引き出し、残高照会、通帳記入の取引ができる視覚障がい者対応ＡＴＭの設置を全店舗で進めていました。そして、このほど全店舗の５３９台すべてのＡＴＭへの整備が完了しました。このほか紀陽銀行では、視覚障がいなどでＡＴＭを操作することが難しい利用者を対象に、窓口で取り扱う振込手数料の引き下げや行員による代筆の取扱い、残高や満期案内、月ごとの取引明細などを点字で通知するサービスなどを行っています。紀陽銀行では、今後も地域から選ばれる銀行をめざして取り組んでいきたいとしています。
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