知的発達障害を持つ人たちがスポーツを通じて社会参加を応援する「スペシャルオリンピックス日本(にほん)・和歌山」のメンバーが、きょう(10日)和歌山放送の番組に出演し、今後の目標などについての意欲を話しました。
「スペシャルオリンピックス」は、1968年にアメリカのケネディ大統領の妹ユニス・シュライバーが、当時スポーツを楽しむ機会の少なかった知的発達障害のある人たちに、スポーツを通じ社会参加を応援する目的で設立した団体で、日本国内の組織は1994年に設けられたほか、和歌山県内は2006年に「スペシャルオリンピックス日本・和歌山」として正式な活動を始めています。きょう(10日)の番組出演は、和歌山放送のワイド番組「ウインズ平阪の全力投球」のパーソナリティ・ウインズ平阪さんが県内組織の会長を務めているという縁で実現したもので、副会長の太田正彦さんは「できるだけ多くの人にスペシャルオリンピックスの活動内容を知っていただきたい」と理解を求めました。また太田さんは「障害があるからといって引きこもらないように、生涯スポーツとして取り組んでほしい。オリンピックに当たる『ワールドゲームス』など、世界の舞台も開かれています」と話していました。またボウリング競技に打ち込む丸山洋平(まるやま・ようへい)選手は「みんなの力で頑張っていきたいです」と、競技力向上への意欲を見せました。
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