ことし(24年)1月の和歌山県の有効求人倍率は、近畿2府4県で最も高い0.76倍で、去年(23年)12月と同じ水準でした。
厚生労働省が発表した近畿2府4県の1月の有効求人倍率は、12月より0.01ポイント上昇して0.68倍で2か月連続で改善しました。府県別では、和歌山が12月と同じ0.76倍で近畿2府4県で最も高く、去年(23年)3月から11か月連続して0.7倍台となったほか、京都が0.72倍、大阪が0.70倍などとなっています。一方、総務省が発表した近畿2府4県のことし(24年)1月の完全失業率は前の年の同じ月と比べて、0.4ポイント上昇して5.3%でした。おととし(22年)12月から、去年(23年)12月までは改善か横ばいが続いていたため、前の年との比較で悪化したのは、1年2カ月ぶりとなります。和歌山労働局では、「求職者数は前の年と比べると減少していて、求人数にも明るい要素が見られることから、和歌山県の雇用情勢は、依然として厳しい状況にあるが、持ち直しの動きが続いている。」としています。また、1月末時点での今春高校卒業者の就職内定者数は1380人で、就職内定率は81.4%となっています。
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