きょう（１７日）未明、田辺沖を航行中のタンカーから、機関室から出火したと通報があり、機関室に取り残された乗組員１人が死亡しました。
田辺海上保安部によりますと、きょう（１７日）午前３時前、田辺沖を航行していた広島県福山市の船舶会社が所有し、東京都の海運会社が運航するタンカー「第２英明丸」（４９９トン）から、機関室から出火したと第５管区海上保安本部に連絡がありました。この火事で、機関室の中に２等機関士で宮崎県宮崎市の福留佑介さん２６歳が取り残され、えい航された田辺湾の入口で、羽田特殊救難基地の特殊救難隊員が心肺停止状態の福留さんを発見し、ヘリコプターで救助しましたが、搬送された病院で死亡が確認されました。火は、午前９時すぎに鎮火が確認され、ほかの乗組員５人は無事でした。田辺海上保安部で火事の原因や火元などを詳しく調べています。第２英明丸は、岡山県の水島港から千葉港に向かう途中で、積み荷はありませんでした。
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