和歌山県警察本部と民間の団体・事業所などでつくる「和歌山県万引き防止対策協議会」は、きょう(28日)午後、和歌山市内で4回目の協議会を開きました。
「和歌山県万引き防止対策協議会」は、万引きを許さない社会を作ろうと、おととし(2010年)7月に設置されました。協議会では、増加傾向にある高齢者の万引きの分析や対策が発表され、県万引き防止対策協議会の大桑堉嗣(おおくわい・いくじ)会長は、「高齢者の万引きが年々増加しています。高齢者対策を中心に、県内に万引きを許さない社会気運を浸透させて行く必要がある」とあいさつしました。去年(2011年)1年間の和歌山県内の万引き認知件数は、1139件で前の年より143件減少しましたが、2003年から9年連続で1000件を超えました。また、70歳以上の高齢者の万引きは、284件と全体のおよそ28パーセントを占めています。14歳から19歳の万引きが占める割合も依然として高く、規範意識の低さが懸念されています。
↧