今月(12月)1日から10日にかけて行われた「わかやま冬の交通安全運動」の期間中、和歌山県内で発生した交通事故の件数は163件・死者は0人と、去年(2010年)より件数・死者数ともに減ったことが和歌山県警察本部のまとめでわかりました。一方で、夜間に道路を横断中車にはねられる事故が13件と、去年より5件増えていることから、県警は、歩行者に反射材の着用を徹底する事などを引き続き呼びかけることにしています。県警交通企画課によりますと、ことしの事故件数は163件で、去年の207件から大幅に減りました。死者数も去年の2人に対してことしは0人でした。ケガ人も193人と去年より68人減り、期間中の飲酒事故も有りませんでした。一方、事故の内訳のうち歩行者の横断中の事故が13件と、去年より5件増えています。ほとんどが午後5時から9時にかけての夜間に、道路を横断中の歩行者が車にはねられるケースだということで、県警は「歩行者に、明るいの色の服や蛍光たすきなどの反射材を身につけてもらうよう、引き続き呼びかけるほか、ドライバーにも夕暮れ時に早めのヘッドライト点灯を呼びかけるなど啓発に努める」と話しています。県警によりますと、きょう(12月12日)現在、和歌山県内の交通事故死者数は49人で、うち65歳以上の高齢者は17人となっています。県警はことし(2011年)の交通事故死者数を50人までで食い止める事を目標にしていて、引き続き、取締まりやパトロールに全力をあげることにしています。
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