大阪・ミナミにある吉本興業の劇場「なんばグランド花月」が4月に改装オープンするのを機に、海南市黒江の紀州漆器など日本各地の伝統工芸で作った芸人の看板が掲げられることになりました。今年、創業100周年を迎える吉本興業がきょう(2日)発表したものです。看板として選ばれたのは漆器の全国3大産地のひとつとして知られる海南市黒江の紀州漆器のほか、美しい色彩が特徴の沖縄の琉球ガラスや笑顔の鬼瓦がユニークな愛媛の菊間瓦(きくまがわら)など9つの地域の伝統工芸です。きょうの会見には紀州漆器協同組合から池庄漆器店の5代目、池原弘貴(いけはらひろたか)さんも出席して伝統工芸で彩られた看板の設置を祝いました。劇場の玄関に掲げられるのは、笑福亭仁鶴(しょうふくていにかく)さんや桂三枝(かつらさんし)さん、西川きよしさんら吉本の「看板芸人」9人で、紀州漆器など伝統工芸の看板は3ヶ月から4ヶ月ごとに掛け替えられることになっています。
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