落差133メートルと日本一を誇る、那智勝浦町の那智の滝で、今朝(27日)、水しぶきが岩肌に凍り付きました。去年(2011年)よりおよそ2週間遅い、凍結となりました。熊野那智大社によりますと、きょう(27日)午前6時に氷点下3度を記録して、水しぶきが徐々に凍って岩肌が白くなりました。午前8時前に日差しが差し始めると「パリッ、パリッ」と音を立てて表面の氷がはがれ落ち、滝つぼがシャーベット状になりました。自然の造形美に、参拝客らも驚いた様子でした。和歌山地方気象台によりますと、県内各地のきょう(27日)の最低気温は、和歌山市が平年より2度低い、氷点下0.2度で、この冬1番の冷え込みとなりました。また、高野山では、午前2時10分に、氷点下7.5度を記録し、その後も氷点下が続いて、真冬日となっています。さらに、新宮市も、午前5時44分に氷点下1.2度となり冬日となりました。和歌山地方気象台では、来週の月曜日以降も、最高気温が平年並みか平年より低い5℃から6℃、最低気温も1℃から2℃と平年並みか平年より低くなるとして、寒さが今後も続くとみられています。
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