去年(2011年)1年間、和歌山県内の110番通報の件数は、あわせて7万4千968件で、前の年と比べて234件増えました。このうち、いたずらや間違いの110番通報は、およそ1万4千件で全体の20パーセント近くを占めていて、県警では適切な110番通報を呼びかけています。県警生活安全部地域指導課によりますと、去年(2011年)は、台風12号災害の影響で、自然災害の通報が、前の年より172件増加したほか、いたずらや間違いなどの無効な通報は、1万3千915件と138件減少しましたが、通報全体の19パーセントを占めました。警察は、「お金を盗られた」「数人が喧嘩している、暴れている」などといたずら目的で、嘘の通報をしたいずれも少年・少女16人を軽犯罪法違反で検挙しました。県警生活安全部地域指導課は、「迅速な通報が第2、第3の犯罪を防ぐことにつながるので、適切な利用をお願いしたい」としています。
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