110番の日のきょう(10日)、110番を正しく積極的に利用してもらおうと、和歌山県警察本部でも、啓発行事が行われ、篠笛奏者の山田路子(やまだ・みちこ)さんとギタリストの愛川聡(あいかわ・さとし)さんが1日通信指令室長に委嘱されました。
委嘱式は、きょう(10日)午前9時45分から、警察本部長室で行われ山岸直人(やまぎし・なおひと)本部長らから2人に委嘱状とタスキが手渡されました。委嘱式の後、父親が新宮市出身の愛川さんは、「子どものころ、夏休みにはよく帰ってきていました。 台風12号災害の映像を見て、驚き、心配でした」とふるさとへの想いを語りました。このあと2人は、午後2時からJR和歌山駅前地下のわかちか広場で、制服のまま、県警音楽隊とのジョイントコンサートを開きました。コンサート会場には、立ち見客も出るなど満員となり、観客は、「さくらさくら」や「赤とんぼ」などの幻想的な音色に聞き入っていました。また、演奏の合間には、正しい110番の使い方の説明や、警察官に犯罪被害などについて相談できるホットライン「♯(シャープ)9110」の利用を広く呼びかけました。会場では、和歌山県警察本部のマスコットキャラクター・きしゅう君が描かれたハンカチが子どもたちにプレゼントされました。
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