青少年の育成につながればと、和歌山中央ライオンズクラブは、きょう(5日)、日常の困難を乗り越え、自分らしく生きるための思春期のライフスキル教育をテーマにしたワークショップを開きました。
これは、青少年育成活動の一環として、世界のライオンズクラブが取り組んでいる教育プログラムの「ライオンズクエスト」で、子どもたちが責任のある意志決定を行ったり、うまくコミュニケーションをとったり、薬物を避けたりする方法を身につけることで、日常生活でおきる問題や要求に、効率的に対処するための能力「ライフスキル」を身につけた市民に成長してもらおうと行っているものです。ワークショップは、きょう(5日)午前9時半から、和歌山市の中央コミュニティセンターで開かれ、和歌山市内の18の小・中学校から30人の教員が参加しました。ワークショップでは、青少年育成支援フォーラムの寺本之人さんが講師を務め、心の成長と感情のコントロールや友人関係の改善など8つのテーマでロールプレイやディスカッションなどを行いました。参加した教師らは、戸惑いながらも、講師の話に耳を傾け、ことばを使わないで身振りや手振りだけで、好みが同じ人のグループをつくったり、ワークシートを使って、1対1でコミュニケーションをとったりして、児童や生徒の立場になって学級づくりに一生懸命取り組んでいました。和歌山中央ライオンズクラブ・ライオンズクエストの仙石康盛委員は、「生きていくためのスキルがわからない子どもたちが非常に多くなっているので、ライオンズクエストというプログラムを通して、少しでも助けたい。」と話していました。
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