書道の上達を祈願する書き初め会が、きょう(2日)県内の各地の神社で開かれ、子どもらが真剣な表情でことし(24年)の書き初めに挑戦しました。
このうち、学業の神・菅原道真をまつる和歌山市の和歌浦天満宮では、菅原道真が三聖と称される書道の神様でもあったことにちなんで、毎年1月2日に書き初め会が開かれています。38回目となる書き初め会は、きょう(2日)午前9時からはじまり、県内各地からおよそ300人の小中学生が参加して毛筆で書き初めを行いました。子どもたちは、日ごろ使っている書道の道具をそれぞれ持参し、神社から渡された半紙や条幅の用紙にむかって筆をとると、真剣な表情で新春にふさわしい言葉を書いていました。有田市から参加した小学校6年の女子児童は、「字が上手くなるようにと願って、今まで練習した成果を出して書きました。」と満足そうに話していました。和歌浦天満宮では、今月(1月)5日から30日まで入賞作品を境内に展示します。一方、海南市の春日神社では、松のすすで作った松煙墨を使った毛筆の書き初めと硬筆の書き初めが行われ、幼稚園児や小中学生らが思い思いの文字を書いて、神社に奉納しました。春日神社では、今月(1月)21日から28日まですべての作品を神社に展示します。
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